【一条工務店】打ち合わせ後の振り返り

　打ち合わせが全て終わり、着工前までの一条工務店との家づくりについて振り返りたいと思います。

スケジュールの余裕さ
仕様への満足度
設計士の対応
家作りへの配慮

スケジュールの余裕さ

スケジュールの余裕さ

　私の場合、期間は3か月で打ち合わせの回数は全7回でした。初回提示されるのはデフォルトで4回なのですが、それで終わる人はまずいないだろうなと思います。

7回でも家づくりに拘りのある人は足りず、打ち合わせの事前に設計士への要望を分かりやすくまとめた形で提示しておく必要があります。打ち合わせ最中に「うーん、どうしよう」と忙しい設計士と一緒に迷っている時間はありません。

・打ち合わせの回数は、2~3週間おきに全部で7回ほどが平均的。各打ち合わせの前には入念な準備が求められる

・基本は平日のオンライン会議を要望される。実際には土曜日も受け付けているが人気があるので時間を取りにくい

・1回あたりの打ち合わせは2-3時間。最終回は最終仕様確認のために6-7時間を要する

仕様への満足度

仕様への満足度

　一条工務店は多くの製品を自社開発・生産を行っていますので、仕様の魅力が欠けるのでは？という懸念があるかもしれませんが、全くそんなことはありません。

モデルルームで見た仕様の多くが標準仕様とされているため、大きなギャップを感じることなく仕様を決めることが出来ます。

(引用元：一条工務店)

　実際に採用した仕様の魅力度やコスパについて、下記の記事でも取り上げておりますのでご参考ください。

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設計士の対応

設計士の対応

　私のあくまで個人的な所感と経験談にはなりますが、設計士とのやり取りはあまり良い印象が残っていません。理由は下記のとおりで、とにかく設計士の余裕がないので、顧客にとっては一生に一度ぐらいの買い物である家作りの期待値に答えづらいからと分析しています。

よって、設計士の問題というより、一条工務店の受注数が多すぎるのか、設計士の人数を絞って工数バランスが悪くなっている経営層のせいなのか、どちらにせよ一条工務店の会社全体の問題だと思っています。

・一条工務店の設計士は、一人あたりで相当な案件を抱えているので相当忙しい (私の時はなんと20世帯！)

・忙しいが故に、一人一人の顧客に細かい気配りや提案まで手が回らない印象

・以前いたカラーコーディネーターが同席する仕組みも撤廃されてしまったため、設計士が全てをケアする必要がある。デザインに拘る人には設計士と相性が合わないと苦労する

・全部オンライン会議のため、特に間取りや色などニュアンス含めたやり取りに関して、こちらの要望を伝えるのに相当負荷がかかる

　私は夢の戸建て作りに相当期待を込めましたので、設計士から気の利いた提案が全然無かったことに相当ストレスを感じました。よって、こちらの要望をとにかく事細かく伝える作戦に出ましたが、全てオンライン会議なので要望を正しく伝えることに相当負荷がかかります。

例えば、間取りの要望を伝えるために自身でスケッチを描いたり、電子図面への要望は苦痛になるほどの細かいフィードバックをする必要がありました…。私ほど細かくやる人はあまりいないかもしれませんが、一条工務店で建てた方は似たような苦労を乗り越えてきたのではないかと推測しています。

 設計士へのやり取りの事例①：間取り要望

 設計士へのやり取りの事例②：電子図面へのフィードバック

家作りへの配慮

家作りへの配慮

　こちらは上述した設計士とのコミュニケーションのし難さにも関わるのですが、設計士とはオンライン上でしかやり取りが出来ませんので、カラーサンプルを見ながらの打ち合わせが実施できません。

また、間取りや色味を3Dで確認できるシュミレータのような気の利いたものも存在しないため、非常に家作りがやり辛いのが正直なところです。

　唯一あるのが下記のような「カラープレゼンテーション」と呼ばれるサンプル図で、これぐらいしか家全体のカラーコーディネートを確認できる材料がありません。

これで拘りのある家作りを実現するのには無理がありますし、一条工務店側にも何とかして欲しい部分です。私が最も不満に感じたのがこの点でした。

【タウンライフ】プロによる参考間取りが無料で貰える

　上記のように、数々の苦労を伴った一条工務店での間取り検討ですが、私は全て終わった後に知ったのが、タウンライフが提供している間取りの無料サービスです。

私はもう少しリビングを広くしておけばよかったと非常に後悔したり、もっと良い間取りが検討できたのではと思うことが多く、「家は3回建てて初めて満足のいく家ができる」というのは本当だなと思っています。

たった７回の打ち合わせで納得できる家づくりは正直難しいので、こういったサービスを事前に知っていれば活用できたのに、と思っています。気になる方は活用してみてください。

【PR】タウンライフ

また、照明関連では、パナソニックが無料で照明プランを作成してくれるサービスもあります。こちらは筆者も活用しましたが、それなりのヒントを得ることができました。

まとめ

　以上、一条工務店との打ち合わせでの実体験をまとめました。何千万もの買い物ですから当然顧客側は相当な気合が入っていると思います。一方で仕事をする一条工務店側にとっては我々はOne of themですので、そのギャップが特に生まれやすいのが設計士とのやり取りだと思います。

決してサボっているわけでは全くありませんし、ある意味しょうがない事象でもあると思いますが、一生に一度の大切な家作りなわけですから、遠慮なく妥協せず全力でぶつかっていかないと後悔することにもなりかねないので、しっかりと打ち合わせ前に事前準備をすることをオススメします。

私含めて一条工務店の家が好きで契約した方々に参考になれば幸いです。