【一条工務店】エアコンの先行配管(隠蔽配管)は要注意!

 本記事では、オプションでエアコン工事を一条工務店で依頼した場合に選択できる「先行配管(隠蔽配管)」について、考察したいと思います。一部、大失敗したと思っている事例をご紹介しますので、今後採用を考えている方は注意して採用してください。

目次

隠蔽配管のメリット

 先行配管とはその名のとおり、エアコンの配管を壁の中に隠すことができる工法のことを言います。

・特に2階からエアコン配管を出す場合、かなり長い配管を地上の室外機まで伸ばす必要があり、非常に見栄えが悪い。先行配管の場合は、これが解消できる

・外壁に穴を開けなくて済み、家に優しい

 よく見かける長~い配管が、筆者はどうしても嫌だったわけです。

 そんな中で設計士との打ち合わせの中で、先行配管の存在を知り、即座に採用を決めたわけです。

 こちらのように室内側も配管が隠れてスッキリ見えるため、デザイン性に拘る人にはとてもオススメができるオプションです。

先行配管の構造

 先行配管の場合、エアコンの配管は壁の中に収納されます。私の場合は、ほぼ全室にエアコンを付ける徹底ぶりでした(合計4台!)。後から先行配管を採用することは不可能なので、安くもない金額なわけですから、これは思い切った決断でした。

 こちらの写真(2Fの部屋事例)のように、エアコンの配管とドレンホースが壁の中に設置され、1Fまで降りた後に壁の外の室外機まで繋がります。

 実はRAYエアコンも隠蔽配管で施工されています。こちらがRAYエアコンの配管とドレンホースです。

 こちらは2F洋室のエアコン配管。1Fに向かって降りていきます。

 ちなみに、さらぽかを採用した人は、床冷房機能が備わるため、2Fに設置されたロスガードからエアコン配管とドレンホースが1Fに向かって降りてきます。

 我が家の場合の隠蔽拝観をまとめるとこんな感じです。

ヤバすぎる先行配管の経路

 我が家の先行配管の問題が分かったのは、2F洋室のドレンホース(=エアコンの水を排出する)の複雑な経路でした。下記図面のように、エアコン本体(=図面でAC(セ)と表記)の反対側のバルコニーに室外機を設置しているケースです。

 エアコン配管は室外機から屋根を沿ってエアコン本体の方に向かってきます。一方で、ドレンホース(赤枠で囲った部分)は、エアコン本体の位置がスタート地点です。

 ドレンホースは1Fに下り、そのあと1F屋根の中を駆け巡ります。

 さらに2度ほどクランクした後、1F基礎に向かって急降下します。その後、基礎の中で再び逆方向に戻って、やっとこさ基礎から外へドレンが排出されます。

 これ・・・どっかで水が漏れると思いませんか?? このような経路になることは設計士から全く聞かされておらず、こんな複雑な経路で水漏れリスクが高いものを事前に知っていれば、絶対に採用しませんでした!これは本当に残念な仕事としか言いようがありません。一条工務店側の説明不足は一度や二度だけではありません。

 この部屋以外は普通に2Fから1Fに向けて素直に真下に配管が落ちていたのですが、何かの事情でドレンが素直に外に排出できず、このようになったと推測されます。

 こちらの写真では、経路が逆勾配になっていることが分かります。大工さんが気づいて修正してくれたようですが、工事がいい加減ですと惨事になりかねません。

 さらに、こちらは完成後に床下に潜って発見した逆勾配です。見つけた時は、やっぱりか、、、と思いました。経路が複雑な上に、雑に仕事をされてしまうと、こういった事象が起きてしまいます。

施主にはコントロールできませんし、不具合がないか自身でもチェックするしか手がありません。上記不具合は、すぐに直してもらいましたが、普通の人は床下なんてチェックしませんので、、、

まとめ

 先行配管は、ダサいエアコン配管を外壁に登場させず、壁の中に隠してしまうという素晴らしいオプション品ではありますが、デザイン性を優先するだけではなく、リスクの方もしっかり考慮せねばなりません。筆者の今回の事例は、今後ずっと不安と付き合っていなねばならないわけで、完全に失敗してしまったと思っております。。。

 今後、一条工務店で先行配管を検討されている方は、水漏れのリスクのあるドレンホースの経路をきちんと設計士に確認をし、問題があるようだとエアコン本体や室外機の位置を見直すことを強くオススメします!

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