【一条工務店】気密測定・C値とは何か?

 本記事では、一条工務店の気密性能と気密測定について解説したいと思います。

目次

一条工務店の気密性能

 いわずもがな一条工務店の売りは「断熱性能」です。筆者が一条に決めた理由もまさにこれでした。樹脂サッシや三層ガラス、あらゆるところへ仕込んだ断熱材など、モデルルームや工場見学などをしたことがある方は、実際の壁の分厚さなどを見て驚いたのではないでしょうか。

 これに加えて全館床暖房ですから、ある意味人をダメにしてしまう家かもしれません笑

 (引用:一条工務店)

壁の分厚さは本当にすごいです・・・叩くとズシッと響きます。当然ながら防音性能にも繋がります。

 断熱性能の指標としては、Q値やUA値、C値といった指標がありますが、一条工務店のHPで分かりやすく解説されています。

 Q値は最近はあまり使わなくなってきているようですが、0.51W/㎡・Kで業界最高の断熱性能。

(引用:一条工務店)

 UA値は地域によって性能評価の基準は変わってくるようですが、全地域0.25W/㎡・Kとなっています。

 筆者の家のUA値(外皮平均熱貫流率)を、引き渡し時に貰える「設計住宅性能評価書」で確認してみると、0.18W/㎡・Kという数字が確認できます。

 我が家は窓の数をなるべく減らしたり、断熱王を採用したりしたので、設計士からも過去Best 3に入るぐらいだと評価されましたが、こちらは理論値なので、あくまで参考として捉えています。

断熱王については詳しく過去記事でもまとめていますので、ご参考ください。

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C値と気密測定

 一条工務店のすごいところは、一軒一軒、C値の気密測定を実施しているところだと思います。我が家(延床面積は123㎡)の場合は、ほぼ平均値のC値 0.6㎠/㎡でした。

 一条工務店のC値の平均実測値は0.61㎠/㎡のようです。

(引用:一条工務店)

 実施の測定には専用の機械を用います。

 この試験で万が一、一条工務店の基準である0.7㎠/㎡を上回ってしまった場合は、それ以下になるように隙間を埋める補修を実施して、きちんと0.7以下になってから引き渡しが行われます。

 よって、工事の過程でも隙間が出ないようにコーキング含めて丁寧に工事が実施されます。

 外部からの室内への配線部にはコーキング。

エアコンの配管・ドレンホースが外部へ出る部分に対しても、モリモリのウレタンフォーム。これはやり過ぎでは?笑

 換気扇部はビニールがしてあって、気密測定後に外されます。外すとC値は当然下がるわけですが、換気性能を考慮した断熱性能指標がQ値で、その性能もトップクラスですので、あまり心配はしなくて良いかと思います。

 少々インチキだなと思ったのが、玄関土間の隙間を一時的にウレタンで埋めていたことでした。上からモルタルやタイルが施工されるので、まぁ良いかと見なかったことにしました。

C値のイメージ

 C値の値は、単位が㎠/㎡であり、住宅全体の隙間の合計面積㎠ ÷ 延床面積㎡で計算されます。つまり、このC値が低いと隙間が少ないことを意味するため、数字が低いほど高気密住宅であるとざっくり理解すれば良いと思います。

 例えば、延床面積が120㎡の住宅だった場合で考えると、C値が10㎠/㎡である場合、隙間X㎠は1200㎠と計算できます(10 = X / 120, X = 1200)。つまり家全体で約40×30cmの大きな穴が開いているイメージです。

 下記は、一般住宅、次世代エネルギー基準(平成11年改定)、一条工務店の平均で、それぞれのC値で比較したものです。一条工務店が圧倒的なC値を誇ることが分かります。

 一般の住宅では窓一つ分ぐらいの穴が開いてることになりますから、そりゃ寒いわけだと納得できます。

家の大きさ一般住宅
C値 : 10㎠/㎡
次世代エネルギー基準
C値 : 2㎠/㎡
一条の家
C値 : 0.6㎠/㎡(平均)
延床面積が100㎡の住宅家全体で1000㎠の隙間
(約50×20cmの穴
≒ハガキ6.8枚分)
家全体で200㎠の隙間
(約20cm×10cmの穴
≒ハガキ1.4枚分)
家全体で60㎠の隙間
(約10cm×6cmの穴
≒ハガキ0.4枚分)
床面積が120㎡の住宅家全体で1200㎠の隙間
(約40×30cmの穴
≒ハガキ8.1枚分)
家全体で240㎠の隙間
(約24cm×10cmの穴
≒ハガキ1.6枚分)
家全体で72㎠の隙間
(約12cm×6cmの穴
≒ハガキ0.5枚分)
延床面積が150㎡の住宅家全体で1500㎠の隙間
(約50×30cmの穴
≒ハガキ10.1枚分)
家全体で300㎠の隙間
(約30cm×10cmの穴
≒ハガキ2.0枚分)
家全体で90㎠の隙間
(約15cm×6cmの穴
≒ハガキ0.6枚分)

まとめ

 本記事では一条工務店の断熱性能の解説と、我が家のC値の気密測定結果についてご紹介しました。

実際に住んでみると、断熱性能+床暖房で本当に暖かい家に仕上がります。他の大手ハウスメーカーで建てた人でも寒いという声を本当によく聞きます。

さすが「家は性能」と謳うだけあるので、断熱性能に拘る方は、ぜひ一条工務店を検討してみてください。

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