【一条工務店】太陽光パネルと蓄電池は本当にお得なのか?

 本記事では、一条工務店の太陽光パネルと蓄電池について、具体的な価格やコストメリットの視点も含めて解説したいと思います。

目次

太陽光設置のシュミレーション

 営業担当に依頼すれば、独自シュミレーションを元にした太陽光パネルと蓄電池を設置した場合のコストメリットについて試算してくれます。私の場合は12.74kWの太陽光パネルに加えて7kWhの蓄電池を搭載前提で試算すると、年間を通して13,274kWhの量を発電可能で、その内訳は下記のとおりです。※4%の発電損失を加味

①約17%の2,196kWh(≒81,756円/年)が昼間時間帯の自家消費

②約67%の8,848kWh(≒137,033円/年)が電力会社への売電

③約13%の1,694kWh(≒63,271円/年)が蓄電池での消費です 

 これを見ると、蓄電池分を含めた約30%分が自家消費、約70%が売電分となります。売電は令和6年度開始で初めの10年間は16円/kW、11年目以降は11円/kWで計算されています。また、発電効率が毎年0.5%ずつ落ちる前提条件になっています。

 これらの条件で、2024年時点での初期投資費用が太陽光パネルと蓄電池で266万円(税込)なので、ざっくり10年3か月で元が取れるという計算になります。

 このシュミレーションでよく分からないのは、朝には蓄電池の電気も底をつくために、いくらかは電力会社から買電をしているはずなのですが、それをどの程度考慮しているのか分からないことです。売電分を差し引いても全体でプラスになることはほぼ間違いないかと思いますが、もう少し詳細を知りたいところです。

 下記の貯蓄額382.4万円というのが、太陽光や蓄電池のメンテナンス金額も考慮した際に、トータルで儲かる金額のことを指します。

通常の家庭の平均電気使用量は4,138kWh/年ぐらいと言われていますので、太陽光パネルで約3倍ほどの量を発電している計算になります。※但し、昼間に発電した量は、蓄電池に貯めた分以外は売電するしか方法がなく、全て自家消費することは出来ないため、上述したように自家消費よりも売電が多くなってしまいます。

(引用元:環境省)

一条工務店の太陽光パネルは安い?

 太陽光パネルのコスパを評価するには、kW単価という指標が有効です。例えば筆者のケースですと、12.74kWの太陽光パネルで206万(税込)なので、206万円 ÷ 12.74kW = 16.2万円がkW単価となります。※蓄電池60万円を差し引いた金額で計算

 経産省が発表している2022年度における太陽光発電のkW単価の平均価格は、10kW未満の住宅用で1kWあたり26.1万円(中央値:26.9万円)、2024年度のkW単価の想定値は1kWあたり25.5万円となっています。

 これらを比べると、いかに一条工務店の太陽光パネルが安いかが分かります。

(引用元:経産省データ provided by 太陽光設置お任せ隊)

屋根機能を兼ね備えた太陽光パネル

 一条工務店の太陽光パネルが安い理由として、屋根一体型のパネルを採用していることが挙げられます。こちらを実現するための屋根材技術が一条工務店の特許事項で、他社は採用しようとしないため、外観デザインも損なわずに大容量の太陽光パネルを採用することができます。また、パネル自体を得意の内製化していることも大きな理由かと思います。ちなみに、蓄電池をもう1台追加(約60万)することも出来ますが、シミュレーションした結果、あまりメリットが出ませんでした。

太陽光パネルの設置手順

 こちらが我が家の太陽光パネルの設置までの様子です。まず上棟時に屋根材を設置することからスタートします。

 さらにこの後、下記のような屋根用の防水シートが施工されます。釘やビスを貫通させても、シートのアスファルト成分た溶け出し粘着し、釘やビスの周りの隙間を埋めるため、防水性を損なわないそうです。後々大工さんに聞いた話では、この防水性が信じられないとのことで鉄板施工を依頼する人もいるとかいないとか。。。※私は言われるまで全く気になりませんでしたが

 その後、いよいよ太陽光パネルの設置です。屋根全体がパネルで覆われている景色は圧巻です。

まとめ

 以上、一条工務店の太陽光パネルと蓄電池のシュミレーション結果や、価格競争力の分析を具体的な数字を元にまとめてみました。改めて見てみると、初期費用をかけられるのであれば、せっかく一条工務店で家を建てるのであれば、太陽光と蓄電池は絶対に設置した方が良いと思っています。また、コスト視点だけではなくて、太陽光によって自家発電をするということは、脱炭素にも貢献することに繋がりますので、ぜひ検討してみてください。

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